キムラユニティーの車両管理システムKIBACO

備えていますか?クルマの防災セット

 2024年88日に初めて「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、1か月が経ちました。発表された直後は水や食料の買い占めも起こり、防災意識の高まりを感じることが多かったのではないでしょうか。ところで皆さんは車内にも「備え」をしていますか?今回は、車の防災対策についてお話したいと思います。

 

車への防災意識はまだまだ低い

 車への防災意識は低く、多くの車ユーザーは車への備えができていないようです。株式会社フェリシモが2018年に実施したアンケート調査では、車に防災グッズを意識して備えているのはわずか19%にとどまっています。

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  「防災グッズを車に備えていない理由は?」という質問には、「備えるべきグッズが分からない」という回答が63%と一番多い結果となりました。対して「車の防災対策は必要と考えますか?」という質問に対しては、83%の人が「はい」と答えています。つまり、「車の防災用品が必要だと分かっていても、備えるものが分からないから備えていない」という状況が起こっていると言えます。

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 日本では地震だけでなく台風、大雨、大雪など様々な災害が毎年のように発生しています。その災害に運転中など車内で被災する、さらに車中泊をする可能性も十分に考えられます。車でどんな災害に遭う可能性があるかを考えていけば、備えておくべき防災グッズを検討する事ができるのではないでしょうか。

車に用意したい防災用品

 車への備えは収納スペースが限られているため、最低限必要な物を常備して利用する人の状況に応じたものを追加していくのがおすすめです。ここでは一般的に最低限必要な防災用品をご紹介します。

 1:食料(飲料水、携行食)

2409_2_3.png 食料は必ず備えておきたいアイテムです。ただし、車内保管の場合は、夏場の車中温度を考えて高温で長期保管できる食料を揃えてください。最近では乾パンやビスケット以外にも車載対応の食料や水が販売されています。食料は賞味期限を定期的に確認し、賞味期限が近くなったら新しいものと入れ替えるローリングストックを心がけてください。また、給水バッグがあれば給水所での水の確保が便利になります。

 2:衛生用品

2409_2_4.png 携帯用トイレ、ウエットティッシュ、トイレットペーパー、ビニール袋、生理用品、歯磨き、タオルなどの衛生グッズは準備するようにしましょう。特に携帯トイレは災害でトイレが使えなくなる場合もあるので、数回分用意しておきましょう。また、感染症対策にマスクの準備も忘れずにお願いします。

 3:救急用品

2409_2_5.png 災害時にはケガをする場合が多いです。ばんそうこう、ガーゼ、包帯、消毒液などの救急用品も積んでおきましょう。日頃服用している薬がある場合は車内で保存できるものであれば入れておくと安心です。

 4:ライト(手回し充電式・ソーラー充電式)

2409_2_6.png 暗い場所での作業は危険ですのでライトの準備をしましょう。乾電池式は高温保存が危険ですので、手回し充電やソーラー充電式のライトがおすすめです。ラジオが付いたものならエンジンをかけなくても情報収集ができて便利です。明かりがあるだけで避難中の不安な気持ちが少し和らぎます。

5:メモ帳と筆記用具

2409_2_7.png 安否を知らせるため、情報を書き留めるためのメモ帳と筆記用具を入れておきましょう。普段はスマホでメモをする人も、充電がなくなっても使えるアナログなものを用意しましょう。

 6:防寒アイテム

2409_2_8.png 冬場はもちろんですが、それ以外の季節でも夜は冷え込むことが多いです。毛布やブランケットなど寒さをしのぐものを準備しましょう。おすすめは、コンパクトで軽い防災用のアルミシートです。体に巻き付けるだけで温かさが保てます。雨で体温を奪われることもありますので、レインコートやポンチョも備えましょう。

 7:車で使えるスマートフォン充電器

2409_2_9.png 情報収集や連絡を取る手段などなくてはならないスマートフォンの充電を確保できるものを用意しましょう。モバイルバッテリーは高温下に置くのは危険ですので、車で充電できる充電器やシガーソケットUSBと充電コードを用意しましょう。

 8:脱出用ハンマー

2409_2_10.png 洪水などで車が水没した場合、水圧でドアを開けることが難しくなります。素手や金づちで割ることはほぼ不可能ですが、専用の脱出用ハンマーであれば、誰でも容易にガラスを粉砕できます。

脱出用ハンマーは運転席ドア下の小物入れなど、運転席に座って手に届く範囲に置くことをお勧めします。

 9:その他準備しておきたいもの

 上記以外に備えておきたいアイテムを記載しておきます。

 2409_2_11.png 軍手、ガムテープ、ホイッスル、新聞紙、使い捨てカイロ、スコップ

  これらは100円ショップでもある程度揃えることができますので、自分に合ったセットを作ってみていかがでしょうか。一から揃えるのが大変な方は、市販の車載用防災セットを購入して必要なものをプラスする方法がおすすめです。種類も多いので、予算と収納スペースなどと相談しつつ検討してください。

準備品のヒントとして弊社運営のカー用品店オートプラザラビット店頭で配布していた防災用品リストを配布いたします。ご紹介している内容はほんの一例ですが、防災用品をそろえる際の参考になさってください。

 

車への備えで注意したいポイント

 1:高温にも耐えられるものを選ぶ

2409_2_12.png 特に夏場は車内温度が上がりやすく、一番暑くなりやすいダッシュボードでは80℃近くに達することもあります。そのため食料や飲料は高温でも保管できるものを選ぶ必要があります。

また、ライター、スプレー缶、カセットボンベ、乾電池、モバイルバッテリー、アルコール消毒液など高温になる場所で保管すると引火や爆発の危険があるものは絶対に車内へ置かないようにしましょう。

 2:ガソリンの量もチェック

2409_2_13.png 車でエアコン、テレビ、ラジオ、充電などもエネルギー源であるガソリンがなくてはできません。地震災害ではガソリンスタンドが被害に遭い、次の給油がいつできるか分からない状態に陥ることもありました。残量ギリギリの給油ではなく余裕のある状態で給油することで、いざという時の備えにも繋がります。

 

最後に

 これまで車に防災用品を備えていなかった方も、この記事を参考に備えてみてはいかがでしょうか。車内で被災した時はもちろん、いざという時の避難場所として車を活用するためにも車への備えはあって損はありません。すでに防災セットを車載されている方も中身を定期的に見直し、常に使い勝手のいいものにアップデートしていきましょう。

弊社キムラユニティーでも車の防災用品を取り扱っております。

以下のリンクからチラシをご覧いただき、お問い合わせくださいませ。

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