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交通事故を起こさないための心構え

 あなたは事故を起こさないためにどんなことに気を付けていますか?「スピードを出さない」「余裕のある車間距離で走行する」など、安全運転について意識していることはあると思います。しかし今も交通事故はどこかで発生している現実があります。そこで今回は、交通事故を起こさないための心構えについて考えてみたいと思います。

 

交通事故防止の近道は安全運転

 交通事故を防ぐためには、やはり安全運転が第一です。令和4年中の交通死亡事故発生件数を事故類型別に見ると、正面衝突等歩行者横断中出会い頭衝突だけで全体の7割を占めています。これらの原因は少しの不注意漫然運転など、安全運転を怠ったことで発生します。

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 まずは教習所や免許更新時にも学ぶ運転の基本「安全運転5則」を今一度おさらいしましょう。

<安全運転5則>

1:安全速度を必ず守る

2408_2_2.png 安全速度とは道路状況に応じて安全に運転できる速度の事で、法定速度や制限速度とは必ずしも一致しないものです。見通しの悪い道路や通学路付近の走行や悪天候でも走行する時など、状況に応じて安全速度は変わります

 

2:カーブの手前でスピードを落とす

2408_2_3.png 自動車がカーブを回ろうとすると遠心力が働き、速度を出しすぎていると曲がり切れなくなるリスクが高まります。カーブの手前ではブレーキを踏んで減速を心掛けましょう。車両の重心位置が高くなったり偏ったりすることで転倒のリスクも高まります。荷物の積み方にも注意が必要です。

 

3:交差点では必ず安全を確かめる

2408_2_4.png 交差点には多くの死角があるだけでなく、右左折時の対向車や自転車、歩行者など注意を払うポイントが多数あります。また、信号のない見通しの悪い交差点では、出会いがしら事故が起こりやすいので注意が必要です。

 

4:一時停止で横断歩行者の安全を守る

2408_2_5.png 横断歩道では明らかに歩行者がいない場合を除き、横断歩道の手前で停止できる速度で走行することが道路交通法第38条で示されています。横断歩行者の通行を妨害してはいけません

 

5:飲酒運転は絶対にしない

2408_2_6.png 飲酒運転は犯罪です。飲酒運転をした本人以外に車両を提供した者、酒類を提供した者、同乗者にも厳しい罰則が科されます。絶対にやめましょう。

 

 

安全運転の心構え

 安全運転で大切なのは、技術よりも心構えです。心にゆとりがなく焦っている時ほど事故のリスクが高まります。次にご紹介する6つの安全運転の心構えを守り、実践していきましょう。

 

1:譲り合いの心を持つ

 運転しているとマナーの悪い車やノロノロ運転の車、車道に大きくはみ出した自転車や歩行者など、ついイラッとしてしまうシーンに遭遇します。しかし、苛立ちは注意力や集中力を低下させ交通事故を引き起こしやすくなります。心にゆとりを持ち、穏やかな気持ちで運転しましょう。

 

2:初心を忘れない

 免許取得したての頃の初心にかえり、適度な緊張感をもって運転しましょう。長年運転している ベテランドライバーは、自分の運転技術を過信しがちです。「自分は運転がうまい」と思っていると、乱暴で注意力に欠けた運転をしやすくなります。本当に運転が上手な人は、自分の運転技術を過信せず慎重に運転します。慣れている道でも道路状況は目まぐるしく変わります。慣れている道だからこそ慎重に運転するようにしましょう。

 

3:交通ルールを守ろう

 当たり前の事ですが、法令順守は絶対です。万が一、社名のついた社用車で交通ルールから逸脱した運転をすれば、企業の社会的信用にも影響します。交通ルールは必ず守って運転しましょう。

 

4:「かもしれない運転」をする

 「相手が止まってくれるだろう」といった「だろう」運転はもしもの時の危険回避を遅らせてしまいます。運転中は常にリスクがあると考え、「もしかしたら~かもしれない」と危険予測しながら運転しましょう。

 

5:ながら運転はしない

 スマートフォンやナビの操作、テレビの注視など「ながら運転」は大変危険です。近年社会問題となり、普通車の場合反則金18,000円違反点数3点が科せられます。また、事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合には、1年以下の懲役または30万円以下の罰金という厳しい罰則が科せられます。着信音が鳴るとつい気になりがちですが、運転中はマナーモードにする、鞄に入れるなどして見たり触ったりしないようにしましょう。

 

6:ベストコンディションで運転しよう

 疲れている時や体調不良時の運転は集中力や判断力が低下し、事故を引き起こしやすいです。少しでも体調が悪いと感じたら、運転しないことも大切です。運転をする場合には十分な睡眠をとり、朝起きた時に体調を確かめてベストコンディションで運転するようにしましょう。また、長距離運転になる場合には必ず休憩時間をとりましょう。

 

安全運転意識を高めるには

 特に免許取得から年月が経ち、運転慣れしてくると安全運転意識は薄れがちです。改めて安全運転への意識を高め、運転行動の改善につなげるための方法をご紹介します。

 

1:安全運転講習会を受ける

2408_2_7.png 運転の正しい知識や技能、安全運転の重要性などを再認識するのに講習会は有効です。自動車教習所や企業向け研修サービスを提供する事業者のほか、交通安全協会や日本自動車連盟(JAF)などの団体でも実施しています。新入社員向け、一般社員向け、事故を起こした方向け、高齢ドライバー向けなどの形式で分けて実施することも多く、運転歴や事故歴の有無、技能の度合いに応じたトレーニングが可能です。講習の中に運転適性検査が組み込まれているケースもあります。運転初心者や苦手意識が強い人は、ペーパードライバー講習を受けるのも対策の一つです。

 

2:ドライブレコーダーの導入

2408_2_8.png ドライブレコーダーの録画映像を使って自分の運転行動を振り返る方法も効果的です。さらに、「ドライブレコーダーに録画される」と意識することで、注意を払った運転につながる効果も期待できます。企業によっては、社内での交通安全教育教材として記録映像を使用する事例もあります。

また、通信型ドライブレコーダーには車間距離や速度超過、一時不停止など、ドライバーのさまざまな運転行動を見える化できる機種もあります。可視化された運転データを活用すれば、ドライバーごとの特徴を踏まえた運転行動の改善に繋げられます。

 

最後に

 安全運転を実践するための心構えや意識向上の方法についてお話してきましたが、やはりドライバーひとりひとりの意識変容が大切になります。どれだけ安全運転管理者などが安全運転教育をしても、ハンドルを握る本人の意識が変わらなければ何も始まりません。意識変化から運転行動が変わり、これが習慣化していくことで交通事故を起こさないための心構えが身についたと言えるのではないでしょうか。

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